2013年5月 のアーカイブ

運否天賦

2013年5月21日 火曜日

運否天賦(うんぷてんぷ)とは「人の幸運や不運は、天によって定められ、与えられる事」と言う意味です。

5月も後半に入りますとその年の運気が顕現発動し始めて来て、諸般諸事に於いて良否・善悪・強弱・吉凶・禍福等が発生し起きたりして来ます。

月の運気は年の運気(状態)が土台にあって生じますので、短期的なる要因で状況が左右しますが、年の運気は長期的なる要因で状況が生じて来ます。4年間の盛運期そして5年間の衰運期の9年一回りです。(九星の順行・遁甲)

人生平均寿命80年前後の中で初年型の運気の人(三碧木星命・四録木星命)・中年型の運気の人(一白水星命・九紫火星命)・晩年型の運気の人(六白金星命・七赤金星命)・不変型の運気の人(二黒土星命・五黄土星命・八白土星命)。

命星により開花する先天要因はありますが、9年一回りと言う単位の流れで運気を示しています。
9年に1度巡ってくる最高の年は本命星が東南方位に廻座する盛運期3年目です。しかし衰運期に物事を始動した人は逆運の悪い結果がでます。

人生で考えるなら下記の年齢に最高の状態に持って行くことが出来るかどうかです。その為にも最高の年になるように2~3年前からの計画や準備が必要になります。運気最高の年をどう迎えるかで人生は大きく変わります。(数え年で見る)

18歳・・高校3年生で大学への進学か就職か、人生の大きな節目の頃。

27歳・・社会に出て仕事も解り、バリバリ頑張れる頃。

36歳・・家庭も持ち、第二の人生を築く頃。

45歳・・人生の折り返し点で、中間管理職として、また起業家として仕事で思い切り実力の発揮出来る頃。

54歳・・後継者育成と継承を考える頃。

63歳・・定年を迎えるにあたり、やり残したことはないか確認の頃。

また今年は五黄土星巳年で五黄土星の事象が多く顕現しています。

五黄土星は「大極(中心)の位置にあり節目・始動・終息・混迷・混乱・腐敗・崩壊・破壊・爆発・地震・台風・噴火・新生・争動・革命・戦争・騒乱・下落・変動・政変など」の象意があります。

五黄土星年に関する今年の5月後半までの事象の顕現

①地震
各地で地震が多く発生しています。4月は8日間で淡路島・三宅島・東北沖(震度5以上の地震)を含み5回も発生しています。今年の後半も要注意です。また4月20日には中国・四川省でM7の強い地震が発生し200名超えの死者と13000人を超える負傷者が出た。

②地すべり
4月23日に静岡県浜松市で起こった地すべりをはじめ山形県等、多くの地すべりが発生した。

③爆弾低気圧
爆弾低気圧で春の嵐が吹き荒れました。また4月21日は冬並みの寒さとなり桜見物に雪が降ると言う日でした。

④噴火
6月にも世界遺産に登録される富士山ですが、300メートルに至る亀裂・周辺の湖の水位低下と逆に湧水の増加等々で注意が必要です。

⑤鳥インフルエンザ(五黄土星の事象です)
中国で発生したH7N9鳥インフルエンザ感染者は131名を超え死亡者は33名超えと日々拡大しています。そしてついに台湾まで感染者は拡大中です。

⑥核・ミサイル問題
北朝鮮の核・ミサイル発射問題で約1ヶ月間、日本・韓国・米国・中国は振り回されました。

⑦アベノミクス
(乾坤一擲(けんこんいってき)運を天にまかせて、のるかそるかの大勝負をすること)での金融緩和による円安・株高傾向が進んでいます。気学教示通りの「株は五黄土星(今年)で買って三碧木星で売る」です。

⑧テロ事件
4月15日(現地時間)アメリカのボストンマラソンで、ゴール手前で2回仕掛けられた爆弾が爆発し3名の死者と180名超えの負傷者を出した。気学予測鑑定通り警鐘をならしましたが、今年は「巳年」で過去アメリカはこの12年ごとの「巳年」に大きな事件が起こっています。

⑨爆発
4月17日にはアメリカ・テキサスで肥料工場が爆発し、多数の死傷者(死者35名・負傷者160名超え)が出た。

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長嶋・松井氏が国民栄誉賞を受賞

2013年5月11日 土曜日

2013年5月5日(長嶋氏の背番号3は2013年の3で、5月5日は松井氏の背番号55です)の子供の日に、東京ドームで長嶋・松井氏の両氏(師弟関係)が国民栄誉賞を受賞いたしました。多くの方がこの受賞式をご覧になったと思います。涙と感動の嬉しい日となりました。

今年の2月25日に大相撲で受賞した故横綱大鵬氏(本名・納屋幸喜・21組目)に次ぐ受賞です。

長嶋茂雄氏(昭和11年2月20日生まれ・本命一白水星子年生まれ)
松井秀喜氏(昭和49年6月12日生まれ・本命八白土星寅年生まれ)

松井氏は入団から長嶋氏の直接の指導を受け、日本球界(読売ジャイアンツ)で10年そしてアメリカ大リーグで10年と合計20年間に亘りプロ野球で多くのファンに愛され今年現役を引退致しました。

今回は特に長嶋氏についての足跡を見て行きます。
長嶋氏は昭和33年(六白金星戌年)立教大学から巨人軍に入団します。そして昭和49年(八白土星寅年)に現役を引退します。現役を引退した年に松井氏は誕生しています。

長嶋氏の現役時代の成績はMVP5回・首位打者6回・本塁打王2回・打点王5回、全シーズンとも三塁手でベストナインに選ばれ、通算成績は打率3割5厘・444本塁打・2471安打・1522打点でありました。まさに国民の大スターでした。

現役時代の軌道跡は十二支の三合の年(子―辰―申)に節目があり、水原監督・川上監督の中心打者であり、特に川上監督(本命八白土星申年生まれ)の日本一V9の立役者であります。

そして昭和50年(七赤金星卯年)より巨人軍監督に就任します。監督就任の昭和50年の長島監督の運気は東北方位廻座の衰運年3年目の流れにあり、1年目のこの年は最下位というありさまでした。そして昭和56年(一白水星酉年)に退団するに至り、この間にリーグ優勝2回(昭和51年六白金星辰年と昭和52年五黄土星巳年)しました。

そして12年間の充電期間を経て平成5年(七赤金星酉年)に監督に復帰します。そして翌年平成6年(六白金星戌年)にリーグ優勝し念願の日本一になります。

しかし優勝のこの年の8月に母親が他界している点に運命要因の機微とめぐり合わせがあり、現役時代の運気は父親の「惜福」の継続があり、(長嶋監督の父は学生時代に他界)日本一になった年は母親の運気の「補充」があった要因です。

現役時代も復帰後の監督の運気の「軌道」が共に十二支の三合の年回りの時期にあたり最初に監督になった時と復帰した時も同じ七赤金星の年で、長嶋監督としては決して最善の結果が残せたとは言い切れない訳で、それだけ「一度大輪を咲かせた花」を二度咲かす事は、運命学上は不可能に近いのですが、日本一の年には母親と落合選手が運気の「負」を担ってくれて「勝運」に乗れて日本一になりました。この判断は運命の持つ不思議な要因であります。

オリンピックの金メダル獲得者の中の多くに身近な人の他界があります。またプロ野球界では巨人長嶋終身名誉監督・ソフトバンク王名誉監督・楽天星野監督・横浜中畑監督も奥さんが若くして亡くなっております。そして思い入れがあり、願望を達成する事が出来て行く訳です。

人の運命の気質には「勝ち運」と「負の運」があり、その影響下に人の願望成就があります。長嶋氏が現役時代活躍出来た運の活力は父親が早く他界し、その父親が功をなして行ったであろう「惜福」と母親の「思い入れ」があり、大きく開花して行ったのであり、特に一白水星という「一滴の山の枝葉の露でさえやがて大海に出ずる」という試練と苦難を乗り越えて大成して行く資質が開花大輪となり功なりました。

しかし人生には上がり坂・下り坂そして「ま坂」という坂があると言います。その「ま坂」が平成16年(五黄土星申年)に長嶋監督は脳梗塞で倒れたのです。やはり厄年の運気と凶方位に行動した事に一因があります。

プロ野球のキャンプインを迎えて、沖縄に4日以上長期視察がありました。プロ野球の球団の多くは、沖縄を中心として宮崎・鹿児島・高知であり、東京よりすべて坤方位(南西方位)にあたります。

この坤方位は2月には八白土星の暗剣殺が廻座しております。「威勢盛んに神たたり無し」と言うくらいに称して、運気の盛んなる時には多少の方位の凶方を犯しても余り気付かずに過ごしてしまいますが、運気が一端衰運に転じますと、方位作用による現象の凶顕現を見ることになります。

長嶋監督の病気発生は3月4日(2月度)であります。3月5日の月変わりの前日であります。これが3月5日(3月度)の月が変わってからの病気発生であれば病気も強く生じて死に至る要因でありましたが、一日早く病気発生が、不幸中の幸いであった要因です。2月の運気が多忙の流れの中にあり、3月が運気五黄殺同会ですので2月要因で発生した事が大難を少難にした一因です。

王監督(当時のダイエー)が日本一になった平成11年(一白水星巳年)は、王監督(六白金星辰年生まれ)は厄年であり暗剣殺を持って運気最衰運にかかわらず日本一になれたのは「霊的」要因であり、根本陸夫球団社長(西武球団からダイエー球団へと移りましたが影の優勝請負人という人)の死去があります。その根本社長が霊的な後見となり惜福が開花したともいうべき日本一であり、影の功労者でありました。

人の願望成就への努力開花にはこうした「めぐり合わせ」という波動もあることを知ることも大切であり、開花結実には多くのこうした要因が重なり合って成果となって実現していくものです。

気学という教示は生き方や考え方の手段論であり方法論であります。

長嶋氏には健康に注意して頂き、これからも国民に勇気と夢を与えって頂きたいです。松井氏は今後の指導者として活躍して頂きたいです。長嶋さん・松井さん「心からおめでとう」ございます。

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参天両地の説

2013年5月1日 水曜日

参天両地の説(さんてんりょうちのせつ)について解説します。少し難しいかも知れませんが、後天.定位(五黄土星が中宮位)の配置についてです。今年は五黄土星巳年ですので今年の年盤を頭にイメージして下さい。

おおよそ数の始めは、みんな一陰一陽によってなり、陽の象は円です。円の経は一です。円に一を囲みて三になる(円の中に三角形が出来る)。囲み三なる陽は一を以って一とし、その一を三つにして三とする。

陰の象は方(四角)なり、方の経は一で囲み四になる(四角)。囲み四なる陰は二を以って一とし、その一を両方にして二とする。
これを称して参天両地(参は3で天となり、両は2で地となる)と言います。

天の数は奇数で、地の数は偶数になります。奇数一を以って一とする故にその数は三となる。偶数二を以ってこの天地奇偶の数である三と二の合計は五になり、五は一から数えて九に至る真中の数である故、中央に置くとなります。

四象である一・二・三・四の数はこの五の中の数を得て(一・二・三・四にすべて五を足す)と六・七・八・九の数となる。これを五行(水・木・火・土・金)によってその徳と働きを始めてなし得る象となる。

陽数の始めは一白水星より始まり参天の三を乗ずる事によって順々に循環する。1×3=3が三碧木星で震(東方位)の木となる。
3×3=9が九紫火星で離(南方位)の火となる。
3×9=27がこの20の数を除き7を以って七赤金星で兌(西方位)の金となる。
3×7=21がこの20の数を除き1を以って一白水星で坎(北方位)の水となる。
この陽数である1(北方位)・3(東方位)・7(西方位)・9(南方位)はすべて四正位に位置する。

陰数の始めは二黒土星より始まり三元理法の三を乗ずる事によって順々に循環する。
2×3=6が六白金星で乾(北西方位)の金となる。
3×6=18がこの10の数を除き8を以って八白土星で艮(東北方位)の土となる。
3×8=24がこの20の数を除き4を以って四緑木星で巽(東南方位)の木となる。
3×4=12がこの10の数を除き2を以って二黒土星で坤(南西方位)の土となる。
この陰数である2(南西方位)・4(東南方位)・6(北西方位)・8(東北方位)はすべて四隅位に位置する。

陽数(1.3.5・7.9)の合計は25で、陰数(2・4・6・8)の合計は20となり、陽数と陰数をプラスすれば合計45となる。
1・3・5・7・9はみんな奇数にして陽なればこれを天に属するものとし
2・4・6・8・10はみんな偶数にして陰なればこれを地に属するものとする。

数の始めの・・・・
1に中央の5とプラスして6となり、1と6その根気を同じくして北方位の水となり冬に象る。
2に中央の5とプラスして7となり、2と7に働きて南方位の火を生ずる故に夏に象る。
3に中央の5とプラスして8となり、3と8その道同じくして東方位の木を生ずる故に春に象る。
4に中央の5とプラスとして9となり、4と9共に働きて西方位の金を主ずる故に秋に象る。
5と10は互いに中央を守り、土を生ずる故に四季の土用となる。
以上各陰陽は自然の数理となる。

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