2012年8月 のアーカイブ

ロンドン・オリンピックを振り返って

2012年8月21日 火曜日

平成24年7月27日から平成24年8月12日まで開催されたロンドン・オリンピックも終わりました。

勝負事には「天の時」・「地の利」・「人の和」と言う事が付いて回ります。そして勝利と言う立場に立てる人、即ち「勝利の女神は相応しい人に輝く」と言うことであり、十二の事柄が満たされて初めて勝利を得る状態が発生します。

十二の事柄は下記の通りです。
子と言う根気    丑と言う忍耐   寅と言う挑戦
卯と言う希望    辰と言う堅実   巳と言う奉仕
午と言う情熱    未と言う努力   申と言う謙虚
酉と言う感謝    戌と言う報恩   亥と言う勇気
そして意志力(志し)は人生最大の支柱と言うことであります。

自然界がバランスを課すと言うことは、事象・事柄の真理であります。

勝ち運に乗って願望を果たす人がいれば、その一方で「負」を担う立場になり失意を味わう立場も生じる訳であり、勝負の行方は紙一重であります。

勝ち運と「負」を担う立場は表裏の関係にあります。運と言う「福分」は常に流動的であり、幾つか条件を満たし、試練を乗り越えた者が、勝ち運の立場に立つ事が出来ます。

日本代表として勝ち抜いて来て、世界の中で勝利者となるには、言葉では語る事の出来ない努力・試練・意志力が必要であります。そして勝利の女神に微笑んでもらえる強運がないと勝利者にはなれない難しさや困難があります。

勝ち運の立場があり、負を担う立場があり、儒教での「役割分担」であります。選手は良きライバルに恵まれて伸び、良きコーチと言う師に出会い開花して行きます。負を担ってくれる相手が家族であったりライバルやコーチであったりして負を担う力が強い程、勝ち運として成果を得る事が出来るのです。

メダルを獲った選手のインタビューの談話の中で実に謙虚な言葉が多く述べられています。その姿に勝利者として勝ち運に至る負を担った人への感謝があります。

今回のロンドン・オリンピックは日本から北西方位にあたり、年盤で暗剣殺・歳破殺方位にあたっていました。この地の不利(凶方位)を受けた選手も居たでしょう。

日本のお家芸と言われた柔道は特に男子は初めて金メダルが「0」と言う結果となりました。またシンクロナイズドスイミングも連続メダル獲得が途絶えました。しかし今回の大会では女子の活躍と団体戦の活躍が目立ちました。

団体では男子・女子の水泳・女子サッカー・女子バレーボール・男子の体操・女子卓球・男子フェンシング・女子バトミントン等々。

日本のみだけでなく世界の多くの人に夢と感動と勇気と絆を与えました。選手のみなさん・関係者の多くの方々・ありがとうございました。

結果は金メダル7個・銀メダル14個・銅メダル17個と合計38個の国としての獲得数が新記録となりました。

そして昨日(20日)には日本のメダリストによる凱旋パレードが東京・銀座で行われ、約50万人が沿道を埋め尽くし歓喜に沸きました。次回の開催は2016年のブラジルのリオデジャネイロです。

日本は2020年の開催に立候補しています。日本中が「東京開催招致」の声を大きく挙げて日本での開催が決定するように頑張りましょう。

みちのしらべ「陰陽祐気学」本サイトはこちら

みちのしらべ 毎日の運勢はこちら

みちのしらべ 今月の運勢はこちら

病気について

2012年8月11日 土曜日

気学と病気との関連について述べます。

病気というものは「気の病」と書く以上「気」そのものの影響というのが身体に与える影響力は計り知れないものがあります。気学では病気というのは、方位との関係として起こる場合、家相との関係で起こる場合、食事との関係で起こる場合、運動との関係で起こる場合等いろいろな面にその因があると考えております。

病気との因果関係を究明してその対策法として「祐気とり実践」を進んで実践しております。これは万病の根本は悪い気にありその結果が病気となって現れると言った考え方であります。

明治以降東洋医学は、細々と受け継がれて来ましたが戦後に於いていろいろと、病気との対策が解明されるにつれて「心」と病気との因果関係が解明されて、あらゆる病気の根本は「心」にあるということが言われるようになってきました。

つまり病気と言うのは、日常の生活の中にその原因があり、それに対する予防努力がなされれば、病気は防ぐことが可能であるということです。

不動点とは動かぬことであり、人間常に身体を動かし働くことが健康になる基であり、やがて長寿になるということなのです。

細菌予防主体や部分的病気に勝る西洋医学も、近年すぐれた薬の登場で病気に対する考え方も予防医学に移行する時代ともいえるのではないでしょうか。

現実に百歳を越えた長寿の方が千人以上もいる長寿世界一の国となった日本を考える時、それら明治・大正・昭和と変動の激しい時代を生き抜いた人々であり、すべてに共通することは現役で、働き通して来た人が多いことにその特徴があります。働くこと身体を動かすことが健康法でありその秘訣であるといえます。

東洋医学といえば、鍼やお灸や漢方(傷寒論)が主体でありますが、その考え方構成思想というのは「陰陽五行説」に基づいて成立しています。それだけに「気学」の基礎から生れた考え方である訳です。ですから病気は『祐気とり」を活用することにより、常日頃から病気に対する予防として実践実行して行く事であります。

病気を治すことに対しては、助勢的な力しか発揮出来ないかと思いますが、しかし近年、薬の副作用が言われていますが「祐気とり」を上手に活用することにより、最少限までくい止めることが可能であります。

現代医学も「心」と「病気」との関連について昭和38年に日本心療内科学会も設立されているほど「心」と「病気」についての関連の因果関係が立証されているのであります。

その他の病気も大なり小なり「心」との関連があると言われています。ですから「心」の持ち方によって「病気」も早く治るのであり医学で病気を治すのは一に看病・二に治療・三に天命といわれるくらいです。

人間の身体はこの地球を含めた宇宙に対して小宇宙と呼ばれています。そして自然界と人間の身体との構成を比較対照しながら、東洋医学の根底にある「陰陽五行説」による身体の分類を考えてみることにしましょう。それらが結局方位関係として起きる病気・家相関係として起きる病気等に、関連していくからであります。

自然界・・・陰・陽
人体・・・・表(陽)・裏(陰)・・人間の後ろが表になる。
五季・・・・春・夏・秋・冬・土用
五臓・・・・肝臓・心臓・肺臓・腎臓・脾臓
十二ヶ月・・寅(2月)・卯(3月)・辰(4月)・巳(5月)・午(6月)・未(7月)・申(8月)・酉(9月)・戌 (10月)・亥(11月)・子(12月)・丑(1月)
十二経路・・膀胱経(子)・脾経(丑)・肝経(寅)・胆経(卯)・三焦経(辰)・小腸経(巳)・心経(午)・ 胃経(未)・大腸経(申)・肺経(酉)・心包経(戌)・腎経(亥) 

この経路に365のツボがあるといわれています。また小関節も365あるといわれていますが実際は354というのが定説です。

人体と自然界のつながりには不思議と一致する数が多く、これらのことから東洋医学の基本は生まれているのであります。あるがままの姿と自然界から少しでも多くのことを学び取りそれを実社会に生かそうとした人々の知恵が、そこに伺い知ることが出来るようであります。

もうひとつの大切な理論に、心浄学があります。つまり精神衛生とでも言う心を清浄にする、または悟る道とでもいえるかと思います。

心が病を作り出す因であれば心を清浄するということは、病発生の因を断つということにもなります。つまり病がどこに発生したかによってその人の日常生活の心の持ち方、考え方、行動というものの中に病の因というべきものがあり、その心を是正することにより病の中にも体質的遺伝で起こるものもあれば「心因」に根のある病もあります。

例えば子供の病気やけがはすべて両親にその責任があると考えます。中学生くらいまでその責任であるといえます。息子とは自らの心の子と書きます。気学においても中学生くらいまでは親と運気の関連を重視しますが次のような病い、あるいはけがは、すべて両親に因があり、両親の心浄行為がないかぎり中々治らないで何度も同じくり返しとなりますので心してください。

子供の身体の中心を通る線上において患う病および怪我等はすべて両親の日常生活に因があります。それを浄化することにより不思議と治ります。また、子供の左に起きた時は父親、右に起きた時は母親の心浄化となります。

これは、ほんの一例ですが親の心の持ち方によって子供の病の因まで作リ出すのですから親の生き方、生活態度というものは大切に生活していかなければ、成らないと言えるのです。

みちのしらべ「陰陽祐気学」本サイトはこちら

みちのしらべ 毎日の運勢はこちら

みちのしらべ 今月の運勢はこちら

相と思想について

2012年8月1日 水曜日

「相」というのは、有形なるものでなく無形の状態の顕現を言うのであります。

過去から現在までの結果を判断する分野であり、家相学・地相学・人相手相学・墓相学・印相学・姓名相学等すべて結果(その人の現在の状態)を判断する方法です。ですから「相」と言うのは一日や二日また一年や二年で顕現するものではなく最低五年以上の年数を必要とします。

例えば家相において凶相であるからといって改造し吉相にしても顕現するまでに最低五年以上年月が必要となります。それよりも今まで住居していた家の一部の改造をすることによって、かえって過去の不利な面が顕現すると言ったことが言えるかと思います。古い家屋ほどその改築・増築・新築等は改造が難しく吉相に造り変えて、返って過去の方災現象が顕現してしまうという例の多い事を見受けることが出来ます。

一般の家相の著書は家の出っ張りの吉凶とか各部所の吉凶のみを書いてありますが、相とは有形を判断基準にするのではなく無形から生じる「気」のはたらきを判断基準とするのであります

例え大吉相といわれる家でもその家に生活する人たちの「心」が凶心であればその吉相も凶相に変わるのであります。相に心をつければ想になり思想の想であります。

家に住居する人の「心」によって相も変わるのだと言うことです。つまり凶相であってもそれを最小限にくい止める努力によって予防することが出来得るのであり、家相が悪いからと言って改造する行為の方がもっと悪い結果を顕現してしまうことになるのです。

自然の流れ(因果律)によって、どうしても家を新しくする、また改造しなければ成らない場合は一定の過程を至って実行することが必要です。

例えば人相手相と言うものはその人の現在置かれている状態を示し表出しています。もし良いと言われれば問題はないが、悪いと言われたらそれを良くするにはどうしたら良いかという点を示してくれません。人間で欠点のない人間はまずいません。同じ正しい行為をしても受ける側で正反対の結果となる場合もあります。「相」において家相学・地相学・人相手相学上どうすれば良相になり又どういうことが吉相につながる行為かという点が示されていません。

金銭的にも財運に恵まれていて吉相に出来る人は数少ないと思います。凶相であってもそこで永年(十五年以上)生活して吉凶が現出していないならば絶対改造はすべきでないと考えます。勿論そこで誕生した子供たちには影響することはありますがこの場合は本命よりも月命作用が強く働きます。

東洋哲学の考え方に万物には「気」があり皆その「気」によって生成されていると考えられています。一つの器にも一つの道具にも、一つの家具にもみんな「気」が存在していると考えられています。人間がそれら一つ一つを大切に用いれば、皆がそれに答えてくれ同じ器でも人間の「心」の用い方や行為によって三年が五年・十年と答えてくれると考えるのです。

「相」というのもこれらのもののごとく吉相家相というのは人間の「心」によって作りだされるものであり形の張りや各部所の吉凶のみで判断するものではないのです。目に見えぬ無形の気を判断することが第一であります。この人間の「心」を作り出すのは過去から現在まで住居している家の相の結果であると言えます。家相が悪いからといって改造しても年月がかかると述べたのはこういった点からであります。

家相上すでに凶相現象が顕現してしまっている場合はそれに対する対策を根気よく講じていくことです。運命学の本義というのは占うことや予言することではなく、現状生活の中で与えられた命を最大限に発揮できるように指導する、また実践するところにあります。

しかしこの本義を指導し実践する為には、根気と探究心が必要であり年月も必要とします。その為、占いや予言のように当てもの的に運命学を利用してしまうことになるのです。一つの大きな不幸がありますと必ずと言ってよいくらい「私は予言しそれが当たった」と言う人がマスコミに登場します。そういう行為は運命学上何の功にもなりません。

例えば印相学ひとつ取り上げても象牙とか黒水牛の角に姓名を彫って吉印としています。ヒンズー教では水牛(午)を神の化身(使い)としている骨や牙や角は同一事象(五黄)として考えるべきであり、現在の印相学は自然界の理より脱したものとなっています。

墓相学においての石の吉凶も本来の姿から脱した形で流布してしまっています。各個々の分野を尊ぶあまり自然界の理法道というものから、それを無視して実践してもやがて歳月とともに忘れさられ過去の遺物とならぬように相を学び実践していく為には是非この点の誤りなきようにと思います。

人間は「無」の世界より生れ「無」の世界へ帰っていくのですから真の実と言うものを相の中から汲み取って頂きます様に思う次第です。

みちのしらべ「陰陽祐気学」本サイトはこちら

みちのしらべ 毎日の運勢はこちら

みちのしらべ 今月の運勢はこちら